フクロウの蔵書保管庫

忘れたくない、思い出したい、読んだ本の記録をつけていきます。

バッタを倒しにアフリカへ 前野 ウルド 浩太郎

バッタより、色んな意味でぶっ飛んでいるお方!

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

はい、この作品の作者は表紙通りのお方です。突然ですが海外に仕事に行くのに持っていくものは何でしょう?職種によって様々ですよね。語学力は後からついていくとしてもスーツ(カジュアルでも海外はいいのかな?)は必須ですよね?

スーツよりも、このお方はお酒でした。(賄賂という独特の文化に気づかず没収されました。)そんな前野 ウルド 浩太郎さんのバッタを倒しにアフリカへです。

いきなり読んだ感想ですが、バッタよりぶっ飛んでるな!この人!!です。

モーリタニア(タコの産地として有名ですね)にバッタの被害を食い止めるため、単身飛び立ったバッタ博士のお話し。帯に修羅の道とも知らずに・・・なんて書いてありますが、ほとんど自ら突っ込んでいってるような感じです。このお方、思い立ったら、即行動するタイプでとにかく行動力が凄い。研究者って全員こんなではないよな・・・

とにかく今の若い世代に足りないモノを持っている方です。その分色んな所で、大きくつまずきまくっています、でもめげずにまた向かっていきます、また事故にあいます、でも頑張ります。失敗もたくさんします、でも諦めません。読んでいてうわーと思ってしまう部分もありますが、この人を僕は最終的には尊敬しました。

バッタ云々よりも、この方の破天荒さが面白かったです。研究所や現地の人との一つ一つのやりとりが一々面白い!こんなに世界って日本と違うだと色んな場面で感じました。

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)