魔界探偵冥王星O 越前魔太郎
「奴ら」と人間の間にトラブルが起きたら、この探偵の出番!
【彼ら】はひっそりと闇の中でくらしている。彼らと人間の間にトラブルが起こったとき、【冥王星O】――つまり俺の出番ってわけだ
知っている人は知っている越前魔太郎さんの魔界探偵冥王星Oシリーズです。複数の作家さんが越前魔太郎となり各1冊担当なさっている作品ですね。電撃文庫と講談社から出ていて別々のとこで出しているなんて珍しいなと思い最初は各1冊ずつ購入しました。
物語の舞台は現代、人間より上位の存在の「奴ら」が存在する世界で人間と「奴ら」の間の問題を解決する探偵の冥王星Oが主人公です。冥王星Oは窓をつくる男(「奴ら」の中でも新興勢力)が選んだ人間をいじって姿を統一している存在で死んでしまった場合でも新しい候補から冥王星Oが選ばれます。各作品ごとに難解な問題を解き明かしていく探偵ものですが、人間と「奴ら」どちらの依頼も受けるので、大概大変な目にあいます。(作品によっては主人公ですらありませんが・・・)この主人公は各作品によって正体が違い場合よっては敵役のときもあります。共通した中身はヴァイオリンを追い求める冥王星Oですね。
講談社のヴァイオリンのV、ホーマーのH、デッドドールのダブルDが本編みたいです(最初に読むのはこの順がおススメです。電撃文庫でも繋がっている部分があり、考察しながら読むのも面白くてイイですね。(電撃文庫版は比較的に読みやすかった気がする)
(講談社の中ではジャンクションのJだけが読みにくかった。)