フクロウの蔵書保管庫

忘れたくない、思い出したい、読んだ本の記録をつけていきます。

神様の御用人 浅葉なつ

神様にだって願いはある!だから御用人は今日も行く!

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とにかく仕事で疲れていたとき、癒されるような作品を求めて本屋を放浪中に発見!!表紙を見て「おお、なんかイイ、表紙でもう癒される感がある」

興味を持ち裏のあらすじを見て、神様の願いってなんだろ?ということで購入。

 

神様の御用人 浅葉なつさんの小説で現在7巻まで出ております。

祖父の死後、神様の御用を聞いて回る人間(御用人)に選ばれた良彦(良い人、お人よしすぎるね)が、 黄金(甘いもの好きの狐神、長生きで博識)と共に、古事記や民話に登場する様々な神様たちの願いをかなえていくというものです。1巻を購読し、続きが読みたい病にかかった私は次の日の仕事帰りにまとめて購入しちゃいました。

 

こちらの作品を読んで思ったのは、

人にも神様にも事情がある!!

ただ単に御用(願い)を聞いて回るというよりは、それぞれ(神様、人)の精神的なもの(思い、信条、過去などの背景)を理解し、そうなってしまっている理由を紐解いていくようなストーリーです。友人の考太郎や神様に関わる様々な人とのつながりから解決策を見出すこのお人よしな主人公も大好きです。黄金の神様講座も勉強になります!!

1話1話が心に残るし、悩みがあるのは自分だけじゃじゃなく回りの人もそうなんだよなということを思い出させてくれました。

表紙ほぼつられたようなものですが、自分としてはかなりの当たりでした。